はなぶさ歯科

はなぶさ歯科が大切にしていること

  • ①お口の健康の大切さに気付いていただくこと
  • ②より良いセルフケアを身に付けていただくこと
  • ③適切な診査、診断に基づく診療
  • ④患者さんひとりひとりに合った診療
  • ⑤十分な知識と技術に支えられた診療

はなぶさ歯科について

はなぶさ歯科は、「お口の健康にたずさわる」を掲げて地域の方々に良質の歯科医療を提供することを目標としています。 お口のことでお困りのことがございましたら、是非ご相談ください。

はなぶさ歯科 院長 金 志英

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はなぶさ歯科ニュース令和6年9月号

「口内炎について」

 

口内炎ができてしまい、食事をするときや歯磨きをするときにとても痛くて困る。そのような経験はありませんか?口内炎は、口の中やその周辺の粘膜におこる炎症の総称です。頬っぺたの内側にできることが多いですが、唇にできるものは「口唇炎」、口角にできるものは「口角炎」、舌にできるものは「舌炎」と呼ばれ、お口の中の広い範囲で発生します。また、一つだけできることもあれば、何個もできてしまったり、同じところにできたり、その症状はさまざまです。

 口内炎の原因は、はっきりしない場合が多いですが、口の中を傷つけてしまうなどの物理的刺激、ウイルスなどによる感染など様々です。他の病気の一症状として起こる場合もあるので、長引く場合は注意が必要です。

 

★口内炎の種類

①アフタ性口内炎

 一般的にもっとも多くみられる、表面が白く、大きさが2~10㎜ほどの浅い潰瘍性の円形に近い形をした口内炎です。境界は比較的はっきりとしています。少し触れただけでも鋭い痛みを感じます。治療を行えば1~2週間程度で治りますが、それ以上経過しても治らない場合や、治るけど何度も再発してしまう場合は、他の病気が関係したりしている可能性があるため注意が必要です。

②カタル性口内炎

 入れ歯や銀歯が接触したり、ほおの内側を噛んでしまったりしたときの細菌の繁殖、熱湯や薬品の刺激などが原因で起こる口内炎です。アフタ性とは異なり、境界があまりはっきりしていなくて、口の中が熱く感じたり、すっぱいものや辛いものがしみることもあります。

③ウイルス性口内炎

 ウイルスが原因で起こる口内炎もあります。ヘルペスウイルスの感染が原因の「ヘルペス性口内炎(口唇へルペス)」は、主に唾液などの接触感染や飛沫感染によって感染します。またカビ(真菌)の一種であるカンジダ菌は、もともと口の中に存在する常在菌のひとつですが、免疫力が低下したりすると増殖し、「カンジダ性口内炎」を発症することがあります。

 

★口内炎が長引く場合は?

 口内炎の症状があまりにも痛いと食事をするのも難しくなります。つらいと感じたら早めに歯医者を受診してください。また、口内炎がなかなか治らない場合は、全身疾患による免疫低下や口腔がんなど、重大な病気が隠れている可能性があります。口内炎だと決めつけて放置し、問題が進行してしまったというようなケースもあります。「たかが口内炎」と決めつけず、なかなか治らない場合は、早めにご来院してください。